宝物になった本

とってもうれしい出会いがあった。
ある日フェアアイルの編みこみをしている人を見かけた。
通りすがりに「とっても素敵ね、着ているセーターも編んだの?」と声をかけてしまった。
私は時々とっても大胆になる。(自分でもこわいくらい)


それから私たちは少しおしゃべりをして、最後には編みこみを教えてもらう約束までしてしまった。
次の週、一緒に編み物をしたんだけど、彼女は2冊もっているからとこの本をくれた。

中を見てみるととーってもおもしろい。
編み物の歴史っぽい記事や写真がとーっても素敵なのだ。
何だかとっても好きになってしまった。
眺めていてもあきない。

どれも編みたいと思う。


その次の週会うまでに一冊とっても良い本があるのでかってほしいと言われた本をネットで探した。
何とびっくり143ドルとあった。
もちろん、usedで一番安いものがである。
高いのは200ドルのもあった。
えっ、どうしてこんなに高いの?
恐る恐るもらった本も検索してみる。
ガガーン、80ドル。(一番安いものが)


初対面の人に80ドルもする本を頂いてしまった、ショック。
価格を知っていたらもらわなかったと思う。
あれから、数週間が過ぎたけど、この本は私の宝物になった。
彼女は優しく、「本当にいらないのよ。」と言ってくれたのだ。
そして、私は念願の編みこみの練習を始めました。